ブレ・シュクレ (Blé Sucré)のお菓子。
これからこちらでブログを更新していく予定ですが,年末からパリで年越しをした暇スター君に買ってきてもらったお菓子の記事が中途半端になったので,あちらに書いた分をまとめて書いておきます。
ブレ・シュクレ
Madeleine
まず初めに食べたお土産がこのマドレーヌ。めっちゃ旨いです!粉の美味しさや食感を含め素材の力強さ,バターの味わいの伸び。
こんなに旨かったら日本でもマドレーヌを買いますが,日本のマドレーヌはスッカスカで水分持っていかれるだけの不味いものばかりなので購入する気になれないんですよね。
最近,どっかのパティシエが「家で作れば50円で作れてお得!じゃなくて,お店に行けば150円多く支払うだけで時間も美味しさもお得!損得の概念を見直しませんか」みたいなことをツイッターで呟いて話題になってましたが,損得を言うのなら,お店で買った方がお得と思えるような美味しいものがほぼ無いよね・・。日本の菓子屋で売ってるマドレーヌの不味さって,結構みんな気付いているんじゃない?
マドレーヌはフランスで食べるべきお菓子の1つですね。日本での印象が悪いからといってフランスで食べないでいると本当にもったいないです。全然違いますから。そういうものばかりですけどね・・。
Gâteau Basque
形は違いますが以前も食べてます。
相変わらず生地の旨さ,中のクリーム(フランジパーヌ)の味わい深さがすごいです。香りのふくらみもありますし本当に美味しい。
Gâteau Nantais
めちゃくちゃ美味しいガトーナンテ。
まず,糖衣がすごく良い香り。ラム酒だけじゃないような厚みと明るさのある香りがあるんだよな。
生地は前回の方がアーモンドの主張があった気がするけど,とても美味しいお菓子です。
Pain de Gênes
パンドジェーヌも相変わらず美味すぎる。
アーモンドの味わいと主張,歯ざわり,味わい深さ。たまりませんね。
Cake Noisettes
ちょっと油脂が多いけど,ノワゼットがものすごくふんだんに。
以前買ってきたものより大きいサイズということもあってか油分がやや緩和されて感じられ,今回の方が美味しいね。
Cake aux amandes
これも以前食べてます。
中のジャンドゥージャがやや重くはあるが,アーモンドと噛みしめる感のある生地の食感や味わいがとても良い。
お土産で最初に食べたマドレーヌでいきなり感動してしまいました。
日本とフランスとの差をものすごく感じました。
これだけ差があるのに,フランスに行って色々食べても日本の方が美味しいと言っちゃうシェフもいますし,ほんと残念すぎますよね。それなら何故フランスのお菓子を作ろうとするんですかね。見た目だけが好きとか?(笑)
まあ,そこまで残念な人はそんなにはいないと願いたいですけど,フランスの味わいを再現するお店がなかなか現れないですからねぇ・・。「本場の味そのまま」だと自信持ってるお店とかありますけど,全然違いますから・・。
パティシエって忙しいことを言い訳に食べ歩くことをしない人が多いし,SNSなど見てても思うのですが,普段の食生活もまともなものを食べてないだろうしで,味覚が平均より下の人が多いかもしれない。
以上のことなどから,美味しいお菓子を作りたいと思っている人は製菓学校とか行くお金と時間があるならフランスへ行って色々真剣に食べ歩き,色んな味を知ることの方が断然為になると思いますね。まずは美味しいものを知ろうよと。舌がバカになってると当然ダメですけど,色々な味を知ってないと美味しいものを自分で生み出すことは難しいと思いますからね。
シリル・リニャック
今年の年始にもらったフランスのお土産の続き。
シリル・リニャック(Cyril Lignac)のお菓子。
このお店は初めてのフランス旅行の時に食べた「ミルフイユ」が塩辛くてビックリしました。「タルト・オ・シトロン」は美味しかったですけどね。
今年5月のフランス旅行で食べた「ババ」は美味しかったです!
Madeleine
ブレシュクレのマドレーヌがすごく美味しかったけど,これもとても美味しい。
食感はやはり力強く味わいがあります。
良い意味での食感の荒々しさ。シトロン香ります。
いくつか他のお店でも食べてますけど,日本とは違ってフランスでマドレーヌはハズレというレベルのものはほとんど無さそうな印象ですね。
Cake aux fruits
生地の味わい深さにフルーツの爽やかで明るい味わい,ヴァニーユが印象的に香り,これが全てを繋いですごく一体感のあるとても美味しいケークです。
スリーズからなのか清涼感のある味わいがあり,これがまた良いね。
Cake Pistache
ロースト系のきな粉っぽい味わいのものとは違って,やはりフランスのお菓子はアロマティックに香ります。それでいてしっかりとナッツの主張があるピスターシュ。
さすがにここまでピスターシュ押しだとそんなにたくさんは食べれな味かなと思ってましたが,日本の洋菓子屋さんのひたすら平坦なきな粉味とは違って香りや味わいのふくらみがありますし,とても美味しくどんどん食べたくなります。
塩が日本の菓子より平均して強めに感じるけど,不思議と嫌らしさや重さを感じないんですよね。日本の菓子屋のもので塩が強めだと, 素材が弱いからなのか,日本のバターなどとの相性が悪いのか嫌らしく感じます。
ここのショーケースはそんなに惹かれる感じではないのですが,これだけ美味しい焼き菓子を食べちゃうと評価大幅アップ ですね。大概どこの焼き菓子も美味しいから評価付けるのが難しいです。
ところで,ここの「ババ」が美味しかったと書きましたけど,フランスと日本の違いを知るためにもおすすめできる品だと思いました。 生地の違いもですが,生クリームもてんこ盛りなので,この味わいと軽さを堪能してもらいたいです。日本のが全然美味しく感じなくなります(笑)
シリル リニャック その1 記事はこちら
Mille feuille vanille Bourbon,Tarte au citron
シリル リニャック その2 記事はこちら
Madeleine,Cake aux fruits,Cake Pistache
シリル リニャック その3 記事はこちら
Baba au Rhum,Tarte au Citron
シリル リニャック その4 記事はこちら
Cake Orange Fleur d’Oranger
Blé Sucré (ブレ・シュクレ) ☆9
7 rue Antoine Vollon, 75012 Paris, France +33 1 43 40 77 73
営業時間 火~土7:00~19:30 日7:00~13:30
定休日 月曜日
イートイン 外にテーブルあり
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Cyril Lignac (シリル・リニャック) ☆8
24 rue Paul Bert, 75011 Paris, France +33 1 55 87 21 40
営業時間 7:00~20:00(月曜19:00まで)
定休日 無休
テイクアウトのみ
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