パティスリー オノ 金沢 焼き菓子 ショコラはドモーリ

投稿者: | 2019年3月12日

パティスリー オノ(Pâtisserie Chocolaterie ONO)の紹介です。

2017年8月に相方が買ってきた焼き菓子を今更ながら載せておきます。

パティスリー オノ

東京の「イナムラショウゾウ」でスーシェフを務め,パリの「ピエール エルメ (Pierre Hermé)」などで修行されたというシェフのお店。石川県金沢市にあります。

現在も変わっていなければ,使っているショコラは全てドモーリ(DOMORI)とのこと。となれば,安心してショコラ系のお菓子を買うことができるので,選択肢が広がりますね。

ガレットブルトンヌ 216円(税込)

フランスで修行していてもやっぱり日本だとパレブルトン(Palets bretons)の厚みになってしまうのはどうして?どなたか知っている方がいたら教えてもらいたいです。
味の方はとりあえず焼きが強過ぎですね。
中心までほぼ均一に濃い焼き色で,味わいのコントラストはありませんし,焼きの香ばしさばかりで味わいがありません。

パティスリー オノ ガレット ブルトンヌ

マドレーヌ 216円(税込)

これも焼きが強いですね。
アーモンドが入っているタイプなので流石にスカスカ感などはありません。
アーモンドパウダーはかなり細かいもの。まあ普通ですね。
個人的にはマドレーヌはアーモンドを入れずに作って欲しい。フランスでは大体どこで食べてもシンプルに当たり前に美味しいマドレーヌですが,日本で美味しいマドレーヌには本当に出会えませんね。

パティスリーオノ マドレーヌ

フィナンシェ・ノワゼット 237円 (税込)

ふわふわなので,まず食感が好きじゃないですね。
味は日本の基準でみれば普通に美味しいレベルにはあると思いますが,満足感はありませんね。

パティスリー オノ フィナンシェ ノワゼット

ケーク・オランジュ 129円(税込)

写真では分かりませんが,まず思うのが「小さ過ぎる」ということ。
値段も安い(でも割高)ですけど,ちょっとこれではね。
アーモンドパウダーが細かすぎるし,小麦も弱弱しくて食感が白餡みたいなイメージ。そしてこのサイズ。
オレンジの香りなどもっと求めたい部分はありますが,悪くはないと思います。 もうちょっとフランスらしさがほしいですね。

パティスリー オノ ケーク オランジュ

キャラメル・アーモンド 108円(税込)

パートダマンドによるものだと思いますが,ほんのりアマンドアメール香。
そして,アーモンドの歯触りも少し感じられますし味は良いです。ただ,これも小さ過ぎて分からない部分は多いかな。
スリムパウンド型なので余計にちまちま感がありますね。
「だったらホールで買えよ」となりますが,日本でそんな勇気はありません(笑)

パティスリーオノ キャラメル アーモンド

オランジェット 561円(税込)

ブラッドオレンジと小夏の両方入っています。
小夏はこんなもんだろうという感じでブラッドオレンジの方が良いですが,口に入れた瞬間は香りが良いですけど,何か抜けた(ボケた)味わいですね。
ショコラはドモーリなのでさすがに美味しい。

パティスリー オノ オランジェット

ガレットブルトンヌは全然ダメですね。パウンドの方は小さ過ぎですけど良い部分もありましたし,日本の平均よりは上の印象で想像していたよりは良かったです。 

もし,金沢へ行くことがあれば寄ってみようかなと思います。
そのときは,ショコラ系のプチガトーも試してみたいですね。

パティスリー ONO ☆評価せず
石川県金沢市田上本町 4-31-1  076-207-3599
営業時間 10:00~19:00
定休日 月曜日,第2・4火曜日(祝日の場合は営業,翌日休み)
駐車場 有
イートイン 簡易的なテーブルのみ
facebook



パティスリー オノ 金沢 焼き菓子 ショコラはドモーリ」への2件のフィードバック

  1. 将来最強菓子職人

    こんにちは
    ギャレットブルトンって、薄いんですね??
    てっきり厚いのかと。

    ただ、修行先のギャレットが薄かったこともあり、現在の僕のギャレットも、他のお店よりだいぶ薄いです。僕はガチガチのフランス菓子をうたう訳ではないので、自分が美味しいって思う厚さにしてるだけですが。

    焼き菓子の焼きに関しては、割と間違って認識してることが多いというか、焼きが強い方がいいって勘違いしてる職人さんはよく見ます。実際にそう言ってる人何人か見ました。

    前文でもありますが、僕はだれかがこう言ったからこうする、とかはあんまり気にしないで、自分が良いと思ったようにやってますが、僕が目指すのは、なるべく高い温度で焼くけど、外側は入れすぎず、中は火が入ったら終わりというイメージですね。僕のイメージなので、フランスとは違うかもですが、かなり高い温度で焼くので、外側の色が薄く仕上げるのは難しいですが、焦げてるっていうところまでの状態には持っていかないですね。僕が開発したものは、厚さとか含め、割と緻密な計算がされてます。

    お茶無いときついサブレとかは作りたくないですね…。

    返信
    1. コジータ 投稿作成者

      将来最強菓子職人さんへ

      コメントありがとうございます。

      そうですね, ガレットブルトンヌはフランスでは薄いものしか見てないですね。
      レンヌのル・ダニエルなどもそうです。

      焼きに関して, フランス修行で焼きすぎと言われるなど戸惑うような話も聞きますね。
      でも, 日本に帰ってきちゃうと皆さん強く焼くんですよね・・。
      昔はという話もありますが, 僕が見たことのある40年位前の写真も載ったレシピ本も焼きは強くなかったですね。
      どちらにしても焼きが強過ぎて美味しいことはないと思います。

      あと, 粉がかなり重要ですね。
      美味しいフランスの粉を使ってください。 僕の経験上, 日清のエクリチュールはフランス産とのことですが美味しくないです。

      返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です