ポーズ・デタント (Pause Détente)の紹介です。
ポーズ・デタント
「ブレシュクレ(Blé Sucré)」の次は200mほど歩いて「ポーズデタント(Pause Détente)」へ。
このお店は情報があまり出てこないんですが,最近の派手なパティスリーと違った老舗っぽい雰囲気で気になったので訪問しました。ガイドブックなどにもほとんど載らないお店だと思いますので,日本人旅行者が行くこともあまりないお店だと思います。
こちらのお店は「salon de thé」もあるので中で食べれます。
プチガトーは4.8€~6€くらい。
半分くらいはショコラ系かな。
上には「パートドフリュイ(Pâte de Fruits)」なども。
別のショーケースにはアントルメや焼き菓子など。
お菓子の種類が豊富です。
こちらはショコラのショーケース。
Dacquoise 6€
外側サックリとして,中はしっとりとしながらアーモンドの味わいが生きた生地。
クリームはアマンドアメール(ビターアーモンド)がきいたピスターシュのクレームオブール(バタークリーム)。
ダックワーズにクリームというシンプルにとても美味しいお菓子です。
Cannelle
プライスカードがなくて 正式な名前がわからなかったので「Cannelle(シナモン)」としておきます。
しっとりとしながら,粗く挽かれたアーモンドがたっぷりと使われた食感のある生地で,この歯ざわりと噛むほどに膨らむアーモンドの味わいがとても良い。
生地の美味しさとキャネルのバタークリームの香りとコクが一体となってとても美味しいです。
Amandine 4€
アロマティックに香るピスターシュ。
日本人には食べなれない香りと味わいだと思いますが,僕は日本によくあるローストされた味だけが主張した「きな粉味」のピスタチオは平坦で重いだけなので好きじゃないです。
タルトの焼きも好みで味わい深く,フランス菓子らしい味わい。
グラサージュショコラみたいなのがかかっていますが,これは無い方がいいかなと思いました。
Carré de Vienne 2.7€
生地は浅い焼きでザラザラっと崩れる感じのサブレ。
甘ったるくなく,酸味がしっかり香りの良いフランボワーズのジャム入り。
Saint Antoine 3.6€
アーモンドとオレンジのシンプルな菓子ですが,これもとても美味しいですね。
オレンジピールは明るく突き抜け,香りが良く美味しい。
Florentins 2.3€
アーモンドの香ばしさ,ザクッとした食感の後にオレンジピールやキャラメルのねっちり感。
オレンジの明るさと生姜もきいているのかな?心地よい生姜の辛味のように感じますが,それがまた良い。瓦煎餅的な生姜味じゃなくて爽やか。
底面にショコラがコーティングしてありましたが,特に邪魔には感じず美味しかったです。
最近のパリのパティスリーとは違ってやや地味に感じるかもしれませんが,味はなかなか良かったです。
あたたかみを感じるお菓子でした。こういうお店は生き残って欲しいですね。
次回も訪問してみます。
La Bague de Kenza
お店を出て歩いていると,アルジェリア菓子のお店を発見。
少し購入してみようとお店に入ったけど,忙しそうだったのでやめました。
パートダマンドがベースになっているお菓子で,「ディアモンド(Diamande)」のものは食べたことがあります。
「パティスリーシリルリニャック(La Pâtisserie Cyril Lignac)」の15区の店舗に無かった「Cake aux fruits」をポールベール店(Paul Bert)でも探しましたけどありませんでした。
写真は斜め向かいにある「ショコラトリーシリルリニャック(La Chocolaterie Cyril Lignac)」。
Jardin de la Folie-Titon
「パティスリーシリルリニャック」の隣にあるフォリ=ティトン庭園。
ここで「ポーズデタント」のお菓子を食べました。
パリは食べ歩きがしやすくて良いです。ゴミ箱もたくさんありますし。
ポーズデタントでケーク類も購入すればよかったと後悔しています。
次回のフランス旅行時にも存続しているかやや心配になりますが,しっかりお客さんが付いているかもしれないし,余計な心配かもしれません。
Pause Détente (ポーズデタント) ☆8
98 Avenue Ledru-Rollin, 75011 Paris, France +33 1 48 07 22 78
営業時間 火~金 10:30~20:00 土 10:00~20:00 日 10:00~19:00
定休日 月曜日
イートイン 有