滋賀県長浜市にある茅葺きの宿「長治庵」の紹介です。
「Rainy day coffee(レイニーデイコーヒー)」でゆっくりしてから宿泊する宿へ。
宿の写真と夕食と朝食の正直な感想を載せます。
【目次】 |
茅葺きの宿 長治庵 滋賀県長浜市木之本町杉野
国道303号線を山の方へ向かって行き,長浜市木之本町杉野という場所にある宿「長治庵」。
『究極の自然栽培米』と、女将自ら摘む山菜。季節の無農薬野菜や、川魚料理、山肉料理など
というのが少し気になって「一度行ってみようかな?でも,がっかりさせられる可能性高いしな(日本の水準の低さと経験上から)」なんて思っていましたが,「GoToトラベルキャンペーン」なんていうありがたい割引が利用できたので行ってみることに。
茅葺きの宿とありますが,お食事処などがある母屋が茅葺きの屋根となっており,宿泊棟はその奥にあります。
入って,まずは受付。
長治庵の庭
チェックインを済ませ,部屋への案内。
奥に見えるのが宿泊棟です。右が茅葺き屋根の母屋。
宿泊棟
宿泊棟に入って正面に階段。右奥が風呂になります。
宿泊棟1階の縁側。雰囲気悪くないですね。
2階の廊下。
客室
ちなみに通常15000円(税込)前後の宿ですし不満はありません。僕は料理重視なので料理がどうか。
部屋からの眺め。
風呂
風呂は記帳して予約制。普通に昭和の風呂という感じですね。ちなみに部屋に風呂とトイレはありません。
風呂を重視する人はかなり残念かもしれませんが,僕は料理が美味しくて不潔さがなければいいです。
ただ,この風呂で他の知らない人が多数入った共同となると,僕は浸かるのは無理ですけどね。
今はリニューアルされてるっぽいです。まあ,どちらにしても個人的に風呂はそれほど重要視してないですし,料理など含め全体的に価格と釣り合っているか,それ以上の満足度があるかですね。
お食事処
食事の時間。母屋へ移動。
囲炉裏もあります。
奥には甲冑が置いてあります。
長治庵の夕食
夕食の始まり。
摘み菜盛り合わせ
みょうがの酢漬け,土筆のきんぴら,こごみの胡麻和え。
女将が摘んできた山菜だそうです。
甘めで味が強くて,やっぱりそうきたかという感じで始まりにして自分の中では終わりました。
ビワマスのお造り
味も食感もイマイチでした。
近江牛のしゃぶしゃぶ
ゴマダレの味が強く残念だった印象があります。
ニジマスの竹皮蒸し
これは山椒の香りがいいです。
わらびの茶わん蒸し
大根と熊肉の甘辛煮
熊肉はあまり入ってませんが,脂によるものと思われるミルキーな味。
甘辛煮とあるので,そういう料理で甘いのは想像できますが,とは言えもう少しキレが欲しいです。甘くて味が強いので食べ疲れるんですよね。
ごはん
自家栽培の無肥料無農薬の米だそうです。
ご飯は美味しかった印象があります。おひつのカビが気になっちゃいますけどね。
漬物とフルーツ
夜の庭
傘とライトアップで演出。
宿泊棟から見た夜の庭と母屋。
長治庵の朝食
夜は酒を飲んだからまだマシに感じたのかもしれませんが,全体的にケミカルに感じてしまうなぁ。
まとめ
やっぱり料理は甘さや不自然な味の強さなどケミカルな印象がありました。とりあえず,調味料などこだわっているような印象はなかったですね。使っているつもりはなくても調味料に入っちゃってるとかの可能性もあるかもしれませんけど。
「三水館」のような料理の美味しさとはいかなくても,少なくとも僕が思うナチュラルで真っ当な料理であってほしかったです。それはプロとして当たり前にやってほしいことですから。でも,ほんと少なくて残念です。
まあ,日本の標準が甘くてケミカルな食事ですので,今回の「長治庵」の料理も多くの人には問題なく受けがいいかもしれません。料理のクオリティを重視している僕には残念でしたが。
この内容でもし通常価格で利用していたらと思うと,尚更「GoToトラベルキャンペーン」の割引が使えてよかったなと思う旅でした。
そういえば,厨房が見えてしまったのですが,自分の感覚で言うとめちゃくちゃ汚いレベルでショックでした。
そして,この旅行は「山の薬膳ごはん よもぎ」がやはりピークでした。
施設情報
長治庵
滋賀県長浜市木之本町杉野2702 0749-84-0015
チェックイン 16:00~20:00
チェックアウト 11:00
駐車場 有
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