名古屋市西区にある「ミッシェルブラン」の路面店「ラトリエドゥミッシェルブラン」紹介です。
2021年3月にめちゃくちゃ久しぶりに行ってみました。プチガトー2種と焼き菓子3種の感想を載せます。
【目次】 |
ラトリエ・ドゥ・ミッシェルブラン 愛知県名古屋市西区児玉
「ミッシェルブラン」の路面店「ラトリエ・ドゥ・ミッシェルブラン」でイートイン。
2010年3月に名古屋タカシマヤにオープンし,2012年11月に「ラトリエドゥミッシェルブラン」がオープン。この頃はまだテイクアウトのみでしたが,2016年11月にサロン併設の立派な店舗にリニューアルしました。
2014年に池下に3号店をオープンなんてこともありましたが,2年くらいで閉店となっています。
この名古屋のミッシェルブランですが,オープン当初はわりと好きなお店でしたが,だんだんと満足感が得られなくなってきました。そして,フランスで本場のフランス菓子の味を知ってしまったので尚更です。
正直,味に期待して行くわけではありませんが,現状の確認などで美味しいと思ってないお店へ行くこともあります。ブロガーというのもありますが,自分が普段食べているものとのクオリティの違いも再確認できますしね。
ショーケース
この時はまだ税抜き表示でしたが,税込みで約600円~650円くらいの品が中心だったと思います。現在は値上げされてると思います。
食べたいと思えるものがなかったですが,2つ選択。
ちなみに,「プレタンティーヌ」はこの何年か前に食べた時,ノワゼットが酸化しており残念でした。
ケークとマカロンのショーケース。フランスのクオリティだったらなぁ・・
ショコラはフランスから輸入してます。
ショコラはバレンタインのイベントのせいなのか値段が吊り上げられ,ほとんどのお店がぼったくりと感じます。日本で製造しているお店も質の良いショコラを使っているわけでもないのにその価格に合わせていきます。
フランスってショコラ安いんですよ。ミッシェルブランだと1つあたり0.8ユーロくらいですし,パリの有名店で1ユーロくらいです。輸入しているからといっても3倍以上の価格ってどうなんですかね。それでも売れるからしょうがないですけど。
焼き菓子の種類が豊富です。美味しければ嬉しいのですが。
店内
ルーロオランジュ 605円(税込)
僕が求めているようなアーモンドの味わいがある美味しい生地とはいかず,スカスカな食感と味の生地。どちらかというとキュイエールっぽい感じではあります。
甘ったるさが残り,期待するようなオレンジの味わいや香りの膨らみはなく,卵のせいと思われる生臭さが気になりました。
ショコラオランジュ 605円(税込)
酒はきいてますが,だだそれだけで甘ったるいです。日本でよくある系の残念なクオリティです。
グラスショコラ 990円(税込)
意外にすっきり。芳醇さというよりはカカオのロースト香という感じですが,思っていたより重さがないのは良いです。分かりませんが,嫌な香りがないのでパートドカカオとか使ってるのかな?
何粒分のショコラを使っているんだ!?と思えば安いです笑
そう考えるとおかしいでしょ?ショコラの価格。
グラス&ソルベを1つ選択できて,フランボワーズにしました。もちろん,相性は悪くないですが味と香りはペラペラ。同行者がフレーズを選択しましたが,鉄っぽいし香りが悪くて,食感もガリガリとし最悪で邪魔でしかなかったです。以前と変わっていなければ委託製造で「ぷらんぼん」製。そして,チャービルを乗せるのは日本人の病気です。
あと,写真はありませんがコーヒーは煤味でした。深煎りコーヒーにたまにあるアンモニアっぽさも感じました。
ケークフリュイ 324円(税込)
ケークフリュイはオープン当初は美味しかった記憶があるんですけど,まず香りがないですし,日本でよくある白餡を思わせるような食感が厳しいです。
僕が求めるレベルが変わったというのもあると思いますが,この品は当初と別物になっていると思いますね。
カシスマロン 281円(税込)
甘ったるいです。味わいや香りの膨らみを感じませんし,食感が白餡です。
この甘ったるいというのも,フランスを食べ歩いてほとんどなかったんですけど,日本は甘ったるいだけのものが多いです。日本は甘ったるいだけか,味も甘さもないかのどちらか。
グリオタン 259円(税込)
やはり食感が・・。味のない圧縮した塊という感じ。
オレンジやシナモンがきいており,何故かほんのりライムっぽい明るさを感じるのは良いんですけど。
まとめ
今まで何度か訪問してきましたが,一番残念に感じました。これはさすがにクオリティが落ちていると思いますけどね。
もうちょっと普通に食べられると思っていましたが,全体的に甘ったるいですし,焼き菓子はまず食感が嫌すぎます。口の中の水分を持っていかれる系で,口の中の色んな所に張り付きます。
前回の記事を見返したら,既に同じようなことを書いてました。
【記事】「ミッシェル・ブラン」サロン併設の店舗をオープン 2016年12月
ミッシェルブラン氏は儲かればいいと思っているのか,実際どう思っているのか分かりませんが,この悲しいクオリティではイメージが悪くなりますし,日本の運営会社はフランスやミッシェルブラン氏にリスペクトがあるなら,もっとフランスの味を追求し近いものを再現してもらえないでしょうかね。そんなことどうでもよくて名前を借りて商売ができればいいのかもしれませんが。
材料からして全然ダメだと思います。同じくこの会社が運営している「ヴァンサンゲルレ」にも同じことが言えますが。
この残念なクオリティのお菓子をフランスで探そうと思ったらかなり難しいですし,あるのかな?というレベルです。もし,そんなお店がフランスにあれば最低評価になります。フランスのテキトーなブーランジュリーにあるお菓子とか冷凍食品の「ピカール」の方が格段に美味しいです。
評価はもう1つ下げるか迷いましたが,とりあえずこんなところで。
店舗情報
ラトリエ・ドゥ・ミッシェルブラン ☆4
愛知県名古屋市西区児玉3-6-11 052-325-3905
営業時間 11:00~19:00(サロンL.O.18:30)
定休日 火曜日
駐車場 有
イートイン 有
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