鹿教湯温泉三水館(長野県上田市)の紹介です。
「グラスリーぺぱん」から宿へ向かう。実はこの数日前の台風(2019年10月)によって長野は大変なことになっており,この旅行に行けるか分からない状況でしたが,宿の近くの道路もなんとかギリギリ通行止めが解除されて行くことができました。
途中,大きな石がごろごろ落ちていたり,道路が大きく陥没しているところもありました。
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鹿教湯温泉三水館 長野県上田市
というわけでお気に入りの宿「三水館」に到着。予定通りに行くことができてよかったです。
数日前に電話がかかってきて,台風の被害により風呂が使えない状況と言われましたが,それもぎりぎり復旧されていてほっとしました。外に出て町の共同浴場に行くのは面倒でしたからね。
今回は8畳の細尾という部屋。
【記事】「三水館」鹿教湯温泉の予約が取りづらいが素晴らしい宿 2019年7月

お着きのお菓子とお茶
部屋に案内され,お菓子とお茶を淹れてくれます。

三水館の夕食
この宿の雰囲気や風呂も良いのですが,僕は何よりもここの食事が楽しみです。どれだけ雰囲気が良い旅館でも食事が美味しくないと行きたくないですからね。
そして今回は「きのこ鍋」。この3か月前に初めて宿泊したのですが,その時にきのこ鍋の存在を知って2日後には予約を取りました。
前菜
まずはビールと前菜盛り合わせ。スープ。
内容は野沢菜のおひたし,エリンギのお寿司,茄子と里芋の田楽,野菜の春巻き,えのき入り出汁巻,ピーナッツの旨煮。スープはピーナッツかぼちゃと野菜のスープ。
特に和食はこういう前菜で料理の味の方向性が分かりやすいと思います。そしてこれを食べたら期待しかありません。

天然きのこと鍋の具材
きのこは全て天然のもの。コムソウタケ(ショウゲンジ),なめこ,ヌメリスギタケ,ヒラタケ,クリタケ,ヤナギマツタケ,舞茸,リコボウの8種類。

鶏肉と鶏肉のつみれ。鍋に投入していきます。

天然きのこ鍋
旨いな~。きれいな味わいのスープにきのこの香り。
でも,正直言うともっとキノコの香りに期待してたところはあります。もちろんキノコによって味や香りの違いがあるのは分かってますが,子供の頃に祖母と近場で採ってきたキノコの味と香りが忘れられないんですよね。あのキノコ何だったんだろうなぁ,ハツタケなのかな?

信州サーモンの燻製のお造り,シナノユキマスの幽庵焼き,春菊しめじ紫菊のおひたし,サラダ
和食は健康的であるというイメージが強いですが,それはこういう料理のことであって,和食といって出される多くのものはケミカルで甘くて美味しくない不健康なものです。
日本はケミカルで甘いってことが和食だけじゃないんですけどね。

栗ごはん
真っ当で美味しい栗ごはんと漬物。日本は漬物すらまともなものがほとんどありませんからね。
そういえば2020年10月に「金宇館」へ行った時に夕食の最後に味噌汁と栗ごはんが出たんですが,甘くて完全に和菓子でした・・。金宇館はハードは良かったのですが料理は全体的に甘かったですね。

イチジクのコンポートゼリー,麦茶のアイスクリーム
デザートはラウンジへ移動して。

イチジクのコンポート入りゼリー。食後にさらっと食べれます。

ミーちゃん
人懐っこくておとなしい看板猫のみーちゃんですが,2021年3月に亡くなったとのことです。
初めて猫ってかわいいかもと思えたミーちゃんでした。

三水館の朝食
翌日の朝食。普段は朝食を食べることはほとんどありませんが,ここの朝食は美味しく嬉しい。

ナスがすごくフルーティな香りがありました。味噌なのか味醂なのか,それらの組み合わせによってなのか分かりませんが香りが良かったです。
どれも素朴に美味しいです。食後にラウンジでコーヒーを。

「三水館」は,料理の一つ一つが美味しいのはもちろん,その美味しい料理のボリュームもしっかりあるというのも良いんですよね。食べ疲れない美味しい料理で美味しくお腹いっぱいになれる幸せ。
料理が美味しく,雰囲気よく,あたたかみのある大好きな宿です。
こういう真っ当な料理が出てくる宿を他にも見つけたいですね。
鹿教湯温泉「三水館」
長野県上田市西内1866-2 0268-44-2731
チェックイン 14:00~
チェックアウト 10:30
駐車場 無料
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