ル・テニエ(Pâtisserie Le Teignier)のお菓子を紹介します。
「りべーるだんふぁんす」の次に行ってきました。
ル・テニエ (Pâtisserie Le Teignier)
静岡県静岡市葵区にある「パティスリー・ル・テニエ」。
シェフはフランス人の「ル・テニエ・リュドヴィック(Ludovic Le Teignier)」さん。奥さんは日本人。
パリ南郊外の「L’Etoile du Berger(レトワール デュ ベルジェ)」,「Pierre Hermé Paris Tokyo(ピエール エルメ パリ 東京)」を経て,2014年4月2日に開店したお店とのこと。
オープン当初から,「静岡にこんなお店ができたんだ,機会があれば行ってみよう」と思っていましたが,今年の3月にやっと行くことができました。
2017年9月1日に新店舗へ移転したそうですが,僕が訪問したのは移転前になります。
ショーケース
まず,ショーケースを見て思ったのが,とりあえず味は置いといて「小さくて高いな」と。これが東京などならなんとも思わないですけどね。
意外にも,静岡ではこの価格で納得してくれるお客さんが多いのかな。しかも小さいのに。
おそらくショコラは「ヴァローナ」だろうから当然選択肢から外れますし,そうなると限られてきますが,3品購入してみました。
ピスタシュ フレーズ 680円(税込)
マカロンは中心までガシッとしたタイプ。アーモンドの味わいがあまりない。
クリームのピスターシュはシシリアのピスターシュとのことですが,ロースト系の味のみが主張しガッカリ。ここにアマンドアメール(ビターアーモンド)などが香ってくれればなぁ。フランス人シェフだけど意外ですね,日本が長いから?
ミルキーな味わいも主張したクリームなんですが,このピスターシュの味ですと,ひたすら平坦な味わいや香りで重いだけですし,苺のジュレが入っているけどボケた味と香りなので,このピスターシュのクリームの重さに全く存在感なしです。
食べて満足感がないものですので,小さくて高いと思ってしまいます。
ゲランデ 570円(税込)
シェフはゲランド出身らしいです。
キャラメルのバヴァロワ,サブレブルトン。
特に驚きもなく,平坦な「生クリーム塩キャラメル味」。
底の生地(サブレブルトン)は香りが良くないなぁ,焼きが強いせいもあるのかな。ちょっと油で揚げたようなイメージ。
このサブレが旨かったら,上の部分が生きてくるかもしれないし,全体の印象が変わるかもしれないんだけどね。
ミルフォイユ バニイ 670円(税込)
これはまあ,普通に美味しいかな。3品食べた中では一番です。
ヴァニーユの香りとか,色々と物足りないですけど。
ヴァニーユの香りについては,今は高すぎるのでしょうがないと思えますね。
フランス人シェフだけど,洋菓子味でしたね。まあ,材料の問題が大きいと思いますね。
「フランス人が作っているから本場の味だ」というのは間違いで,ここは日本ですから,材料が違えばフランスのレシピでそのままやっても美味しくなるわけがないんですね。
このお店がそのままかどうかは分かりませんけど,同じ材料が使えないならその差を埋めるような調整や補整をしないと豊かな味わいと香りは生み出されないです。
あと気になるのは,検索すると「クロワッサン」や「フィナンシェ」など,かなり焼きが強いものが出てくるんですよね。日本が長くて日本式に取り込まれちゃった?
ル テニエ ☆5
静岡県静岡市葵区新通1-6-24 054-266-6192
営業時間 10:00~19:00
定休日 火曜日
駐車場 有
テイクアウトのみ
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