フリーアナウンサーの竹内由恵さんが、自ら焙煎するコーヒー事業を立ち上げました。
YouTube番組の「PIVOT」で知り、興味が湧いたので購入してみました。実際に「Renag Coffee(レナグコーヒー)」のECサイトで購入した豆を正直にレビュー。
※本記事内の画像は、竹内由恵さんご本人より許可を得て掲載しています。
【renag coffee】 PIVOTで知った竹内由恵さんのコーヒー事業
YouTubeのビジネス系の番組「PIVOT」を何度か見たことがあって、出演されているフリーアナウンサーの竹内由恵さんが自ら焙煎するコーヒー事業を始めるということで興味を持ちました。
単なる有名人の名前貸しの商売ではなく、静岡県浜松市に焙煎所を構え、自ら焙煎しています。全て一人で進めているとのことでした。
きっかけは「丸山珈琲」での衝撃。焙煎士を目指した原点
もともとは紅茶の方が好きだったり、コーヒーを飲むにしてもカフェラテを飲んでいた竹内さんですが、大学生か社会人になりたてくらいの時期に、カフェ巡りの中で「丸山珈琲」に訪れたそう。
【記事】「丸山珈琲」軽井沢ハルニレテラス店でパナマゲイシャなど 2017年7月訪問
メニューに並ぶ色々な農園主の名前を見て「せっかくなので」とブラックコーヒーを注文。その飲んだコーヒーに衝撃を受け、コーヒー好きになったそうなのです。
結婚を機に浜松へ移住、フライパンでの焙煎から始め、それから手回しの小さな焙煎機を購入し、自己流で焙煎をスタートしたそうです。
その後、小型焙煎機「Coffee Discovery」を購入。月1回のオンライン販売を経て、2025年9月に世界中の名門ロースターで愛用されるドイツの名門機「PROBAT」の5kg焙煎機を導入。本格的にコーヒー事業を始める。

静岡市「創作珈琲工房くれあーる」の代表である内田一也氏に師事。竹内さんがコーヒーに目覚めるきっかけとなった「丸山珈琲」の丸山健太郎氏とも関係の深い人物であり、彼女の本気度が伝わってきます。
renag coffeeのおすすめはコーヒープレス
竹内さんが衝撃を受けた「丸山珈琲」は、豆本来の風味をダイレクトに味わえるとしてフレンチプレスを推奨していますが、彼女も「コーヒープレス(フレンチプレス)」の抽出を推奨しています。
普段ペーパーフィルターを使っており、いつもの抽出でほぼ飲んでしまったのですが、今回レビューするにあたって推奨する方法でも飲んだ方が良いなと、このブログを書きながら思ったので最近使っていなかったフレンチプレスを久しぶりに引っ張り出してみました。エチオピアの豆しか余ってなかったのでそれしか試せませんでしたが。

【実飲レビュー】実際に届いた豆の感想
今回は「Ethiopia/Buku Sayisa-Diima」と「Spring Blend」の2種類を購入しました。
商品ページに焙煎度の表記が見つけられず、問い合わせたところ中浅煎りとのことだったので購入を決めました。深煎りだと購入していなかったと思います。
お店のロゴやパッケージには虎が描かれています。竹内さんが寅年で丙寅であることから採用されたようです。

上の方でも書いたように、普段はオリガミドリッパー(air)とアバカのペーパーフィルターで抽出しており、推奨しているフレンチプレスではなく、ほとんどこの抽出で飲んでしまったのでその感想となります。
配送と焙煎日について
配送スピードは、今回の場合は午前に注文して2日後に届きました。400gまでは一律300円の送料です。それを超えると600円(沖縄以外)となります。
発送元は石川県の「Renag Coffee出荷センター」となっており、トナミ運輸が管理する物流拠点からヤマト運輸のネコポスを利用して配送されているようです。
竹内さん本人が浜松で焙煎を行い、出荷物流は委託して効率化を図っているんだと思います。
焙煎日からの日数ですが、手元に届いた時点で以下の通りでした。
・スプリングブレンド:焙煎から12日目
・エチオピア:焙煎から25日目
出荷センターを経由する仕組み上からか、焙煎直後ではありませんでしたが、結論から言えばどちらも美味しかったです。
実際、焙煎から何日目が一番の飲み頃なのか明確に分かっていないのですが、特に浅煎りは10日以上はエイジングしたいと考えています。焙煎日の2日後に届くコーヒー屋もあるんですが、すぐに飲めない味なので個人的には逆に不便なんですよね。
コーヒーも鮮度は重要なんですけど、早すぎても美味しくないということです。
ということで、「renag coffee」の豆は焙煎日直後のものが届くわけではないのですが、届いたものがすぐに美味しく飲めて個人的には逆に嬉しいのです。エチオピアに関してはもう少し早くても良いのかもしれませんが、何の問題もなく美味しかったですし。
Ethiopia/Buku Sayisa-Diima 200g 2450円(税込)
「ノルディックアプローチ」由来の特別な思い入れのある一品と書かれているので、このエチオピアの生豆はここから仕入れているのでしょう。
ナチュラルプロセスの豆で、カッピングコメントにファンタグレープと書かれていますが、なんとなく分かるというか葡萄ガムとかそんな香りが印象的なコーヒー。
昔と比べて発酵系のコーヒー豆が増えて、しかもいき過ぎた発酵臭がするものもありますけど、エチオピアは美味しいものが多いですね。エチオピアらしい華やかな印象もありながら、熟した果実感があり余韻が長い。豆のポテンシャルを感じます。
焙煎度はいつも飲んでいるものがかなり浅いので、それより若干深めですが何の問題もなく美味しかったです。
そして、ブログを書いている最中にフレンチプレスで淹れてみたのですが、シブーストポンムとかリンゴのキャラメリゼしたような香りの膨らみと甘みを感じるようなニュアンスがあり美味しかったです。またフレンチプレスも使っていこうと思いました。

Spring Blend 200g 2660円(税込)
こちらのブレンドは「Guatemala/Donaldo Villatoro 80%」と「Colombia/Los Nogales 20%」という配合。
このコロンビアの方は200時間の長時間発酵だそうで、過剰な発酵などによる漬物感など僕の嫌いな飲み疲れる味や香りがするんじゃないかとちょっと不安もありました。
淹れている時にライムっぽさや、ややインフューズド系を思わせるような香りを感じてどうかな?と思ったのですが、全く飲み疲れるようなものはなくクリアで、グアテマラをベースに上手く甘い香りを足したような味わいで美味しい。
コロンビアだけで飲むとどうなのか分かりませんが、このブレンドは良い甘さや香りを感じさせ、美味しいウォッシュト感覚で飲め、フルーティな香りが良い具合にまとう美味しいブレンドでした。ほんのりココナッツも感じる。
ブレンドなので淹れる度に偏っている可能性もありますが、高温の96℃くらいで淹れた時がフルーツ感や甘みが出たように思いました。

どちらの豆も良い甘みが感じられましたし、豆のポテンシャルを感じる質の良い豆を使用していると感じました。単に「自家焙煎しています」ではなくて、美味しい良質の生豆を仕入れて焼いていることが分かりますし、実際に美味しかったです。
竹内さんが目指すところは「猿田彦珈琲」
竹内さんは将来的には「猿田彦珈琲」のような大きな事業展開を目指しているそうです。
個人的には「作り手の顔」が見えるお店が好みなので、規模拡大を目指すという方向性には少し複雑な心境もあります。例えば、有名シェフの名前が付いたレストランで肝心のシェフはいなくて、誰が作ったものなの?というのは好きじゃない。有名でなくともオーナーシェフが作った料理を食べたい。
なんなら、浜松にカフェをオープンしてほしいとも思いますし、竹内さんの正解の味を飲んでみたいと思う。ただ、竹内さんがお店に立ち続ければ一定の成功はすると思いますが、彼女が目指す事業としては違ってくる。
事業として大きく成功するためには、有名人である「竹内由恵」という名前が先行するのではなく、名前を伏せても選ばれるようにならなければなりませんからね。
ぶっちゃけた話をすれば、消費者にとって複数のお店の全く同じ豆を飲み比べることはよほどのマニアしかしないでしょうから、一定以上にうまく焙煎できていれば、その微細な差を判別するのは難しく差別化が難しいとも思います。
味だけで言えば、一番肝心なのはポテンシャルのある生豆を使用することですが、だからといってそれだけで売れるとは限らないですし。
「どうしてここのコーヒーを買うのか」という部分で商売は本当に難しいですね。例えばスターバックスは正直不味いですが、人気ですよね。多くの人が求めているのは味というより、イメージとか空間だったり、単純に安いことだったりするんですよね。
大きく事業を展開していくとなると、味を求める消費者じゃなくて、多くのそういう層を取り込まなくてはならなくなります。
なんにしても、焙煎はできる限り竹内さん本人が続けてほしいなと思います。
彼女のこれからのストーリーも興味ありますし、追っていきたいですね。味のクオリティなどからも本気度が伝わってくるからであります。
自分で淹れたコーヒーになるので「評価せず」としていますが、美味しくお勧めできます。興味ある方はぜひ購入してみてください。
店舗情報
renag coffee ☆評価せず静岡県浜松市中央区尾張町127-13
ECサイト販売のみ
ホームページ(renag coffee)
instagram(renag coffee)
instagram(竹内由恵)
